虫歯は細菌によって起こる感染症のひとつです。細菌がお口の中に入ってきた糖を分解する時に酸を発生させ、その酸が歯を溶かしてしまうのです。
虫歯ができる原因として、
1 歯の質
2 唾液の力
3 虫歯菌の数
4 生活習慣
があります。そしてこれらは人それぞれ違います。
カリエスリスクテストでは・・・
1 あなたの唾液の力
2 プラークの中の虫歯菌が作り出す酸の強さ
3、虫歯菌の数
を調べていきます。
何が原因で虫歯ができてしまうのか科学的に原因を追究し、検査結果に基づいて患者様にあった予防法のアドバイスを行います。
当院では短時間で菌数の判定のみを行うCAT21というキットを用意してあります。ガムをかんで頂いて出る唾液を採取するものです。
唾液採取自体は1~2分で終わりますし、結果が出るのにかかる時間は20分です。
結果の判定も色で簡単に判別できますのでお子様に対する予防の動機付けには最適かと思います。CAT21(1回¥500)
ごく初期の虫歯は、お口の中の環境を整え充分なケアをしていけば、歯を削らずに進行をストップさせることもできます。
歯周病予防の項で説明をしている方法ですが、歯周病菌以外にも菌全般を除菌します。
当然虫歯菌も除菌されますのでCAT21(上記にある検査)やPMTCと組み合わせて行うことによって虫歯予防としても効果があります。
特に歯を磨いているのにいつも虫歯が出来る、家族的に虫歯が多いので子供が心配だという方は細菌の保有量が多い可能性が高いので一度検査を受けることをお勧めします。
これまでの歯科は「すでに進んでしまった病気をどう治そうか」ということばかりに取り組んできました。
今、そういった医療のあり方が反省期にはいろうとしています。
「何が原因で悪くなったのか」「それを防ぐにはどうしたらいいのか」
もう一度よく考えてみましょう!
PMTCというのは、歯科医や専門の歯科衛生士などが行うお口の清掃プログラムのことです。
これにより歯磨きなどでは取れにくい、悪い細菌の塊(バイオフィルム)を徹底的に落とします。
歯や歯肉の清掃を専門の器具を使って丁寧に行いますから、予防効果が高いだけでなく、とても気持ちがいいものです。痛みなどはまったくありません。
奥歯の溝のところにできるむし歯は、生え始めから2~3年以内にできやすいものです。特に6歳臼歯はむし歯になってしまうことが多いのです。シーラントとは、奥歯の溝を、むし歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法で、特に溝が深くて複雑な6歳臼歯に効果的です。
歯を一切削らないので、痛みも無く安全に行うことが出来ます。
フッ素の虫歯抑制効果を利用したもので、歯に直接塗布することによって、歯の質を強化し虫歯の予防をはかるという方法です。
萌出して間もない歯(乳歯でも永久歯どちらでも。)ほど予防効果は大きいと考えられます。
塗布方法には、綿球法とトレー法があります。
○歯質の強化
○虫歯の予防
○子供も大人も歯をガード
フッ素塗布は、歯科医師や歯科衛生士という専門家が行います。
その他ご家庭で出来ることとして、フッ素洗口(フッ素の入った液でのうがい)フッ素入りの歯磨きの使用などがあります。
歯周病菌、虫歯菌の除菌する機能水です。当院が推奨していうがい薬。
フッ素無配合 歯をミネラルパックするという新発想の歯磨剤。フッ素、パラベン、ラウリル硫酸ナトリウム、着色剤無配合
歯への吸収効果の高いカルシウム、リン、マグネシウムを補います。歯磨き後に歯の表面全体に塗って下さい。
フーセンガムをふくらませることで口腔周囲筋や舌のトレーニングに楽しみながら練習していただけます
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