通常のブリッジとは違い、ほとんど歯を削らずにブリッジを入れることができるシステムです。
通常のブリッジとは違い、ほとんど歯を削らずにブリッジを入れることができるシステムです。
昔ながらの一塊で貼り付けるタイプのブリッジの事を、昔はメリーランドブリッジと言いました。
一塊でつけるタイプの問題点は、歯の向きや豊隆に左右されるのでそれを合わせるために適合を緩くしなければいけないケースが多く、まれに方向などがうまく合うとピタッとするケースもありますが、外れやすいのが欠点です。
そのため昔から似たようなものが多くあったのですが普及しませんでした。(今は接着剤の接着力が強くなったので昔よりは取れないのかもしれません)
ヒューマンブリッジは、パーツを分けることによって1本ずつパーツが作れるので、歯の向きや豊隆に左右されないのが利点です。接着剤をつける前から適合もよい状態です。
ブリッジのパーツを3つに分けるというのが大事なところで、コロンブスの卵的な発想かと思います。
前歯でも同じようなシステムを使用します。極端に歯並びが乱れている方だとパーツの金属が見えてしまうので使用できませんが、たいていの場合は適用できます。 へこみを歯につける時もほんの少しなので麻酔を使用せずに行えます。皆さんの治療をする上での体への負担はかなり少なくなります。
他のブリッジでは適応できないケースについてお話しします。
もちろん一人ひとり口中や状況は違いますので診察しないとわからないこともありますので診察時に色々と確認はします、ここに書いてあることが適応できないケースもあるかもしれません。
前歯の1本欠損 | ¥286,000 |
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臼歯部の1本欠損 | ¥286,000 |
1本欠損歯が増えるごとに | +¥104,500 |
※費用はすべて税込表示となります。
5番目の歯はブリッジの土台として使用されていたのでそのままブリッジの上からパーツを付けています。
歯につやがないのは色合わせ時の試適している写真だからです。完成品はもっとつやがあります。
特に金属が見えたりすることはありません。
導入した当初は私個人としても外れないかどうかという不安もありましたので数人の方にご説明をして、安い費用でモニターに協力していただきました。
特に早い脱離もなく問題はありませんでしたが接着するときが結構大変(パーツが細かいものを3つ同時につけるので)でした。 その後症例数が増えると難しいケースや無理だったらあきらめるからとにかく削らずにやってほしい等々いろいろなことが出てきましたので担当の技工士さんと相談しながら改良を加えながら治療をしてきました。
このMIブリッジは技工士さんの腕がかなり重要で今作ってくれている技工士さんは私が勤務医のころからのお付き合いでドイツに数年、留学に行っていた方です。帰ってきたところで声をかけていただいたのでお願いしている次第です。 このMIブリッジ、ドイツでは前から同じようなものがあるようで向こうで作成していたとのこと。ドイツのものと違うところなどを教えてもらいながらいいとこどりをして今の形態ができています。
MIブリッジを入れた後のメンテナンスに通う患者さんも増え、長期の経過観察を行うことができています。自分でも結果を分析しながらよりよいものにしていきたいと思います。
前歯の場合でも適用できますし、欠損歯の本数も限界はありますがある程度までは対応できます(ご相談ください)歯にはめてある金属もかなり薄いのでほぼ違和感はでないはずです。
このように現在は色々な新しい治療法が開発されてきています。入れ歯や詰め物など他にもいろいろな材質、方法がありますので相談していただければ幸いです。